消費者金融と都市銀行の提携

2010年の貸金改正法以降、消費者金融業界は苦境に立たされることになりました。
元々貸金改正法は消費者金融側の利用者への際限なき貸付に起因する一家心中、あるいは自己破産が多数発生し社会問題にすら成ったことを受けて設立されたものです。
其の為、上限が年収の1/3までとか、貸出金利は20%であるとかかなり窮屈なものになってしまいました。
そのため、倒産する消費者金融も出現しました。
なんとか生き残るためにいろんなことがなされました。
其の中の一つが「消費者金融と都市銀行の提携」でありました。
また都市銀行もバブルの崩壊後、そして貸金改正法以降は今までの商売のやり方ではジリ貧になるという状況に陥っていたのです。
そのために都市銀行も色んな新しいことを始めました。
合併、吸収を行い規模を大きくしたりしつつ、色んなやり方を模索していたという背景がありました。
簡単に言うと都市銀行と消費者金融との間でのニーズが合ったのでした。
つまり今まで大口に対してしか貸付を行ったことが無い都市銀行が小口への貸し出し、それも担保なしでの融資のノウハウを持っているものを探していました。
消費者金融は染み付いたダーティーなイメージを払拭するために、自ら様々な対策を打ちさらに手を組むことで大きなイメージアップをはかれる相手を探していました。
あるいは傘下に入ることで、貸金改正法の弊害から抜け出せる相手を探していました。
都市銀行と消費者金融はここで方向性がかさなり提携するようになりました。
今も世間でよく知られているのはたくさんありますね。
•2000年7月「アットローン」・・・・三井住友銀行と三洋信販(と日本生命とam/pm)•2000年9月「モビット」・・・・・三和銀行(現UFJ銀行)とプロミス(とアプラス)。
•2001年1月「ビジネスクエスト」・・・・◦住友信託銀行とアイフル。
•2002年3月「東京三菱キャッシュワン」・・・・・東京三菱銀行とアコム。
等が上げられます。
今もしっかり営業を継続している会社ばかりです。
都市銀行の華やかなイメージと無担保・小口・短期融資の与信システムやノウハウのバーター交換もいえなくはありませんでした。
そしてその思いは間違っておらず、今残っている消費者金融ばかりが目立ちます。
どの業界でもそうですがリスク管理、リスク回避を真剣に考えるものは生き残れるし日うでないものは淘汰されるのですね。
武富士とかどうなったのでしょう???